歯や歯茎以外の病気は、口腔外科の領域です。たとえば、口内炎や舌の腫瘍、親知らずの抜歯、顎関節症の治療、転倒による口の中の切り傷、歯の揺れなどがあります。このようなトラブルにお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

顎関節症になると、口を開くときに「カクカク、シャリシャリ」といった音が鳴ることが特徴です。また、口を開くと強い痛みを感じて、食べ物を噛めなくなる場合もあります。歯ぎしり、食いしばり、頬杖など、顎に負担をかける習慣が原因の1つです。しかし、寝ている間に起こる歯ぎしりは、意識しても改善できません。

そこで、マウスピースを装着して、歯ぎしりによる顎関節への負担を軽減するのが基本的な治療法です。そのほか、炎症を抑える薬や筋肉をほぐす薬を使用します。顎関節症に決まった治療法はないため、臨床経験が豊富な歯科医師と話し合いながら治療方針を決めることが大切です。